質屋と買取業者、どちらに売るべき?

着物の処分を質屋で検討中でしょうか。

着物は質屋だけでなく、専門の買取業者でも買い取ってもらえます。

着物専門の買取業者と比べて、質屋に着物を売ると損してしまう可能性があります。

なぜ損をしてしまうのかを知るためにも、質屋と着物専門の買取業者の違いやそれぞれの特徴についてご紹介します。

なるべくお持ちの着物を高く買い取ってもらうためにも、本コラムを参考にしていただければ幸いです。

質屋と買取業者、どちらに売るべき?

昔ながらの質屋が身近な存在となっている人は、着物の売り先として一番最初に思い浮かべるかもしれませんね。

もちろん着物は質屋でも売れますが、必ずしもお持ちの着物に適している価格を算出してくれるとは限りません。

着物買取で損をしないために、着物専門の買取業者も選択肢に入れて、それぞれの違いを考えていきましょう。

特徴を比較

まず、質屋と買取業者の特徴を比較してみましょう。

質屋の特徴は以下の通りです。

・「質入れ(所有者の実物資産を担保にお金を貸す)」と「買取」の2種類のビジネスモデルを持っている
・主に貴金属、時計、ブランド品などを扱っている店舗が多い
・買取方法は持ち込み買取がメイン
・査定員の着物に関する知識や査定技術はあまり期待できない

続いて、着物専門の買取業者の特徴は以下の通りです。

・着物に関しての専門知識、査定技術、市場価値に詳しい査定員が多く在籍している
・持ち込み買取の他に、出張買取や宅配買取を行っている業者もある
・24時間受付対応をしていたり、ほとんどの手数料を無料としている業者もある
・昔は押し買いを行う悪徳業者が極稀に存在していたが、最近では社会問題化し、減少している

日本の伝統的な織物である着物は、産地・織り方・染め方・作家などによって価値が大きく異なります。

着物の正しい価値を査定し、適切な査定額を算出するには、着物専門の買取業者に在籍している査定員のように専門知識を有する人に見極めてもらうのが大事なポイントとなります。

買取相場の違い

質屋は着物買取に特化していないため、着物専門の買取業者に比べて着物の再販経路が少なめです。

一方で着物専門の買取業者は、着物に特化した販路を多くもっているため、着物それぞれの価値を最大限に活かした経路で再販できます。

そのため、質屋より高額な買取価格を算出してくれると言えるでしょう。

「着物を少しでも高く売りたい」とお考えの方は、質屋よりも着物専門の買取業者がおすすめです。

高く買い取ってもらうための6つのポイント

実際に着物を買取に出す際、具体的にどのようなポイントに気を付ければ高く買い取ってもらえるのでしょうか。

着物や帯を高く買い取ってもらうために必要なポイントを6つご紹介します。

1.状態の良い着物や帯であること
2.証紙や落款があること
3.着物専門の買取業者を厳選すること
4.希少な素材で作られている着物・帯かどうかを確認すること
5.有名な着物・帯かどうかを確認すること
6.適切な時期に売ること

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